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インターネットが社会インフラになった現代では、セキュリティの問題から避けて通れません。悪意の第三者からの脅威に対して最低限の知識を持ち、対策をやっておきたいものです。
再起動を繰り返させて止まらなくさせたり、本人の知らないうちに大量のメールを送信させる。
パソコン内のデータをインターネット上に無断で公開したり、不特定多数へ送信したりする。また、パソコンに侵入してリモートコントロールする。
パソコンをリモートコントロールし、結果として悪事に加担させる。
本物そっくりのメールや偽装サイトで口座番号やパスワードを入力させる。
正しいURLを入力しても、偽装サイトへ強制的に飛ばされる。
クリックしただけで「サービスを利用した」と支払いを要求したり、料金請求メールなどを送り、パソコンが危険なので今すぐ処理しろなどと脅す。
お金を振り込ませて品物を送らない。
ホームページを開いた瞬間にウィルスを送り込んだり、ウィンドウが次々を開いて閉じられなくする。また、警告画面や注意画面を偽装して悪意のある誘導をする。
メールを不特定多数へ大量に送り込む。
Windowsのセキュリティ上の弱点(脆弱性とかセキュリティホールと言います)は、悪意の第三者にとって格好の標的です。Windows Updateはこの弱点をふさぐ修正プログラムを、パソコン内に適用する処理です。Windows Updateは定期的に、というより自動化(自動アップデート)しておき、いつでも適用できる設定にしておきましょう。
セキュリティソフトをインストールしておくのは当然のことですが、Windows同様に自動アップデートが常識です。セキュリティソフトの場合は、新しく作られるウィルスやスパイウェアなどの悪意のプログラムに対抗するために、最新の情報をセキュリティソフトに知らせるために自動アップデートが必要になります。
パスワードを解読する悪意のプログラムも出回っていて、単調なパスワードは解読されてしまう危険があります。
知らない人から重要なメールが届くはずがありません。心当たりのない、件名が英語などの怪しいメールは開いてはいけません。このような少し前までは英語がほとんどでしたが、最近では日本語のウィルスメールや詐欺メールが増えています。
銀行などの金融機関の名前でメールがきて、暗証番号や通帳番号などの重要な情報を聞いてきたら詐欺と考えるべきです。必ず電話で相手先に確認しましょう。また、電話するときも冷静さを忘れず、メールにある連絡先ではなく、別の手段で電話番号などを確認しましょう。また、きたメールへの対処は次の場合と同じです。
この手のメールは、機械的に無差別にメールを送りつけて、不用意に返信するのを待つ詐欺行為です。こちらが返信しない限り相手は何もできません。
URLの最初が「http」ではなく「https」で、ブラウザの右下に鍵マークのアイコンがあるショッピングサイトは暗号化された通信に対応しています。つまり、クレジットカード番号やパスワード情報を傍受される心配がありません。
ホームページ閲覧中に怪しいと感じたら、必ずブラウザの「閉じる」ボタンをクリックしましょう。偽装をした画面では、「キャンセル」などともっともらしい動作を要求し、悪意の入り口へ誘導する場合があります。落ち着いて、一呼吸おいて、次の操作をしましょう。
セキュリティソフトを選ぶときは、機能と作業負担にならないことのバランスがポイントです。